こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ


ごゆっくりどうぞです~☕(*´▽`*)
なんと私!数日前・・・
4ヶ月ぶりに自転車乗りました~(ノ*>∀<)ノ

お天気のいい日のサイクリング気持ちいいですね~🚲
雪が怖くて冬中我慢してたのでとっても満足

その後ガッツリ筋肉痛になりましたが(>_<。)
では
物語をのぞいてみましょう

前回はマシェロのホームを作ったユピカ

完成したのはベルをモチーフにした素敵なお家です
"その後マシェロがどう過ごしているのか?"
とっても気になりますね!
とっても気になりますね!
気に入ってくれているのかしら?(*´艸`*)
それでは
物語の世界へ・・・

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
朝の眩しい光の中
唄うように白く輝く世界・・・
ここはユピカの作ったホーム

彼女が想像し、形作る
不思議でヘンテコな建物がたくさん並んでいます
その海沿いに
一際変わった建物が1軒

その…今にも動き出しそうな奇妙な装飾達は
海風が吹くたびにカランと音を立て
バラの花は美しい色合いを織りなすのでした
そのおとぎ話の様な光景を見つめる1匹の羊
雪の様に凛とした雰囲気を漂わせる彼は
この家の主人マシェロ

海沿いを歩いていたのか
足には砂の粒がキラキラと光り

よく見ると口には白い何かをくわえているようでした
ツタのカーテンをくぐり室内に入ると…
そこにあるのは簡素な部屋

中には赤い敷物に、青い花の植木鉢・・・
それから数日前
ユピカに頼んで置いてもらった木の箱が1つ
マシェロは鼻先で箱のフタを押し上げると
くわえていたものを中へ落としました

箱の中で響くカランという音
そして中身を覗き込むと大切そうに
そっとふたを閉めたのでした
そして中身を覗き込むと大切そうに
そっとふたを閉めたのでした

――――― 一方ホームの室内では…
うーん…と悩まし気な様子のユピカ

ペンを片手に考え事のようですが
うまくいっていないみたい…
しばらく難しい顔をしていたものの・・・
「やっぱり駄目ね…」と
ペンを放り投げたのでした
「やっぱり駄目ね…」と
ペンを放り投げたのでした
ペンはテーブルの上から床へと勢いよく転がり

たどり着いた先には・・・
気怠そうな様子のマシェロが立っていました
マシェロは足元のペンをくわえると
ユピカの元へと近づいていきました
「あら。マシェロが親切だなんて珍しいわね」
ペンを受け取ると
不機嫌を隠す様子もなく言い放つユピカ
「そちらこそ。珍しく難しい顔してるけど」
一方マシェロは
気にする様子もなくさらりと返したのでした
テーブルの上の紙をちらりと見ると…
そこには設計図の様なものが描かれていました

なるほどとマシェロは納得しました
"どうやら家の設計がうまくいっていないみたいだ"
"どうやら家の設計がうまくいっていないみたいだ"
そんなマシェロの視線に気づいたユピカは
観念したように言いました
「マシェロのお家の横に
新しいお家を作ろうと思ったんだけど…」
新しいお家を作ろうと思ったんだけど…」

「全然いいアイデアが浮かばないの。
こんなの初めてよ!」
こんなの初めてよ!」
そして…しなびた野菜の様に
机の上に突っ伏してしまったのでした
マシェロはふぅとため息をつきました
ボクには代わりに設計図を書くこともできないし
家も作れないからね
ボクには代わりに設計図を書くこともできないし
家も作れないからね

"つまり何もしてあげられない"
それ以上考えるのをやめたマシェロは
そっと扉を押し開け外へと出て行ったのでした
それからしばらく
マシェロはホームを眺めていましたが・・・

やがて…ハッと何かを考え付いたように
どこかへと去って行ったのでした
・
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マシェロがいなくなってしばらく後のホーム

頬を膨らませ窓辺の青い花を睨む
ユピカの姿がありました
「一言くらい何か言ってくれてもいいのに…」
どうやらさっさといなくなったマシェロを
薄情と感じている様子…
そんな静まり返る室内にぐぅぅと鳴り響く音!

「…こんな時でもお腹ってすくのね」
もう嫌!と泣きそうな声でユピカは呟きました
こうなったら今日はとことん
他の事を楽しんでやるんだから!
もう嫌!と泣きそうな声でユピカは呟きました
こうなったら今日はとことん
他の事を楽しんでやるんだから!
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・
それからのユピカは…
パン生地をこねて、小鍋でリンゴをコトコト煮こみ、ゆでた野菜を裏ごしして・・・

夕方になる頃には
豪華なディナーが完成していたのでした


テーブルいっぱいの料理を見下ろすユピカ
「さすが私ね♪」
「さすが私ね♪」
それにしてもマシェロったらどこへ行ったのかしら?
早く驚かせたいのに…
待ちきれないユピカは
マシェロの家へと歩き出したのでした
夕暮れの涼しい風の中を歩いていくと
見えてきたのはそよそよと揺れるバラの花畑


燃えるような赤に見惚れていると…
バラの海の向こうに海辺を歩くマシェロの白い毛並みがチラリと見えました
「良かった。ちょうど探していたの」
ユピカは微笑むとマシェロの目の前に立ちました

するとマシェロは何も言わず
鼻先でユピカの手にちょんと触れたのでした
その口元には白く光るものが…!
ユピカがそっと受け取ると
それはピカピカに磨かれたまぁるい貝殻でした

「こっちへ来て」
さらにマシェロはユピカを呼ぶと
家の中へと入っていきました
室内へ入ると
木の箱の前に立ちこちらをじっと見るマシェロ

「これを開けて。中をだしてみて」
言われた通りユピカが箱をそっとひっくり返すと
じゃらじゃらと音を立てて出てきたのは・・・

色とりどりの美しい形をした貝殻や
ピカピカに磨かれた青い石
羊の角のようなサンゴのかけらに
色褪せた小瓶…
ピカピカに磨かれた青い石
羊の角のようなサンゴのかけらに
色褪せた小瓶…

「これ全部マシェロが集めたの?」
「海辺を散歩してる度に拾っていたんだ。
ユピカが気に入りそうだと思って」
「海辺を散歩してる度に拾っていたんだ。
ユピカが気に入りそうだと思って」
その中の一つ
不思議な形をした流木を見つけると
ユピカはそれを大切そうに手に取りました

幾度と波に洗われ陽にさらされたそれは驚くほど軽く
その波打つ海のような形も
色褪せた風合いも流れるような木目も
すべてがユピカの心を強く引き付けるのでした
その波打つ海のような形も
色褪せた風合いも流れるような木目も
すべてがユピカの心を強く引き付けるのでした

徐々に体の内側から熱いものが
こみあげてくるのを感じるユピカ
ふるふると震える体を両手で押さえつけると
「ねぇ。マシェロ
私、思いついちゃった!」
輝くような笑顔で叫んだのでした

「今から作って来るから、楽しみにしててね」
さらにそう言い残すと
夕闇迫る屋外へと駆け出して行ったのでした
こみあげてくるのを感じるユピカ
ふるふると震える体を両手で押さえつけると
「ねぇ。マシェロ
私、思いついちゃった!」
輝くような笑顔で叫んだのでした

「今から作って来るから、楽しみにしててね」
さらにそう言い残すと
夕闇迫る屋外へと駆け出して行ったのでした
「もう夜になるけど…」
取り残されたマシェロは呆然と立ち尽くすのみ

そして床に散らばった貝殻たちを一瞥し…
「これ箱に戻すか持っていくか
どっちかにしてほしかったな」
とため息をついたのでした
「これ箱に戻すか持っていくか
どっちかにしてほしかったな」
とため息をついたのでした
・
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・
・
あくる日の朝…
そよそよという海風の音で目を覚ましたマシェロ


ユピカはまだ何かしているのか?と
何気なく窓の外をのぞくと…
飛び込んできた風景にビックリ!
外に出てみると…
目の前にあったのは
バラの海を突き進むようにそびえたつ青く美しい船

これが…ユピカの作った家?
そう呟くと…
船へと近づいていったのでした
白く輝く船体は磨かれた貝殻の様にピカピカと眩しく青い海によく映えていました


その様子はまるで…
バラの海をふわりとかわして草原を進んでいるかのように美しく軽やかでした

上部にはくるんと渦巻いた可愛らしい装飾

それは羊の角の様でもあり、貝殻の様でもあり
そして何かの迷宮の様にも見えるのでした
あるいは…そのすべてなのかもしれないと
ユピカの姿を思い出しながらマシェロは思いました
側面に回ると…
ガラリと変わる印象にマシェロは思わず唸りました

これは一体何なのだろう…?
そしてその一つ一つを
紐解くようにじっくりと観察するのでした
波の様な形をした屋根はよく見れば
マシェロが拾ってきた流木にそっくり

周辺には飛び散る水しぶきまでもが再現され
まるで生きているかのようでした
これを屋根につかうところがユピカらしいなぁ…と
うねるような造形の細部までを
ゆっくりとマシェロは眺めました
さらに窓辺は石造りの美しい装飾が施され
青いガラスは深海を映し出す鏡の様



近付いてみると・・・
青の世界にぽつんと映る自分の姿
"群れからはぐれた魚みたいだ"
マシェロはじっとその様子を見つめました
この窓から外を眺めたら
海の中の様に見えるのだろうか…?
マシェロはじっとその様子を見つめました
この窓から外を眺めたら
海の中の様に見えるのだろうか…?
入口を探して海の方へ移動したマシェロは
その迫力に思わず息をのみました

今にも水しぶきをあげ
海へ飛び出していきそうだ!
バラの草原から海までを自在に進んでいく船
まるでおとぎ話の世界の話の様だけれど
海へ飛び出していきそうだ!
バラの草原から海までを自在に進んでいく船

まるでおとぎ話の世界の話の様だけれど
よく見れば・・・
その入口は開け放たれ
室内へと気持ちの良い風を誘い込んでいるのでした


それにつられるように
中へと入っていくマシェロ
そこには・・・
建築を終えて疲れた様子のユピカの姿がありました

「また、これか・・・。」
また倒れて眠りこむのではないかと
警戒して近付くマシェロ
それに気づいたユピカは力なく言いました
「ねぇマシェロ・・・お腹すいた」
「はぁ・・・。知らないよ」
あきれ顔で天を仰ぐマシェロ
「ねぇマシェロ・・・お腹すいた」
「はぁ・・・。知らないよ」
あきれ顔で天を仰ぐマシェロ
その頃、外では・・・

呑気な太陽が1人と1匹の乗る船をサンサンと
照らしているのでした

to be continued…
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
最後まで読んで頂きありがとうございました


お舟ってロマンがあって素敵ですよね(人´∀`*)
次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界に
お付き合いください。
それでは、次の物語でお会いしましょう
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