こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ


ごゆっくりどうぞ☕((´艸`*))
最近通勤に使っていたバスをやめて毎日20分ほどトコトコ歩いているyupicaです╰(‘ω’ )╯三

Lumioluluのお話でもマシェロがお散歩に出かけていますが私のお散歩好きが影響しているのですね~

あ。お昼寝も大好きですよ(笑)
では
物語をのぞいてみましょう

前回は海をモチーフにお家を作ったユピカ

バラのお庭を進む可愛いお舟が完成しました🚢
とってもユニークな形ね( 人+・ω・)
いろんな建物が増えて
賑やかになってきたホームだけれど
今回はどんなお家が見られるのかしら…?
それでは
物語の世界へ・・・

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
陽が上ったばかりの早朝のホーム

バラの花畑を動き回る1匹と1人の姿がありました


「ほらここ、枝が傷んでる」
マシェロが鼻先で場所を指すと
ユピカがとことこと駆けてきました
その右手にはピカピカのハサミ
マシェロが鼻先で場所を指すと
ユピカがとことこと駆けてきました
その右手にはピカピカのハサミ

枝を切り落とすと
シャキンという気持ちの良い音が青空に響きました!

今日は2人仲良く
花壇のお手入れをしているようです🌹
その作業中「痛っ」と
つぼみを観察していたユピカが声を上げました

どうやらバラのとげが指に刺さってしまったよう
指をじいっと見つめるユピカ
「綺麗な花にはとげがあるからね。
気を付けなくちゃ」
マシェロがふふんと得意げに言うと
そのそばを通り過ぎていきました
気を付けなくちゃ」
マシェロがふふんと得意げに言うと
そのそばを通り過ぎていきました
ユピカはマシェロを睨むと
誰かさんそっくり!と
小さな声でつぶやきました
誰かさんそっくり!と
小さな声でつぶやきました

バラの中を歩くマシェロは
白い毛並みに深紅のバラがよく映え
見とれてしまうほどキレイなのでした

それから1時間ほどたったころ・・・
満足げにバラの花壇を見わたす
ユピカとマシェロの姿がありました

余計な枝や雑草が刈り取られた花壇は
以前よりスッキリ整えられ
バラの花も気持ちよさそうに風に揺れています

「こんなものでいいかしら?」
「いいんじゃない?」
「いいんじゃない?」
そういえば・・・と
ユピカはマシェロを見ながら何気なくいいました

「お手入れといえば…
マシェロ、毛が伸びてきたんじゃない?」
「そう?」と興味無さそうに答えるマシェロ
マシェロ、毛が伸びてきたんじゃない?」
「そう?」と興味無さそうに答えるマシェロ
「私が切ってあげようか?」
ハサミを片手ににっこりと
満面の笑みを見せるユピカ
ハサミを片手ににっこりと
満面の笑みを見せるユピカ

1人と1匹の間にシャキンと響くハサミの音
「・・・いいよ。まだ肌寒い日もあるし…」

ユピカの手に握られたハサミをチラチラと見ながら、警戒するようにマシェロは後ずさりました
さらに一歩距離をつめるユピカ
一触即発!?と思いきや・・・
その緊張感を打ち破ったのはユピカの間抜けな声
「べ…別に、マシェロのふかふかの毛でお布団作りたいなんて全然思ってないから!」

「そんな理由!?」
と思わずのけぞるマシェロ
そして
一目散に森の方へと逃げて行ったのでした…
残されたユピカは…
むぅと残念そうにハサミを見つめました

「どうしたら…切らせてくれるかしら?」
・
・
・
・
・
それから数時間後…
畑の上の丘で作業をするユピカの姿がありました

横に咲くバラの花を時折観察しながら
1つ1つブロックを慎重に置いている様子
心なしかいつもよりも真剣な表情
一方近くの森では
そんなユピカの様子をいぶかしげに眺めるマシェロ
何を作っているのだろう?

もう少しに近くに行こうとしたその時…
パキッと枝の割れる音が静寂の森に響きました
音に驚いてバッと森を見るユピカ
マシェロは木の陰にサッと隠れると
「何を作ってるの?」と
警戒するように聞きました

するとユピカは誇らしげに答えました
「バラの花のお家を作っているのよ」
「・・・バラの花?」
「バラの花のお家を作っているのよ」
「・・・バラの花?」
さらにユピカは・・・
「だから建物が完成して、マシェロが良いって思ったら毛を切らせてちょうだい!」
こちらを指さし堂々宣言したのでした

「マシェロが私に切られたくないのは
カッコ悪くされるのが嫌だからでしょう?」
「だからセンスがあるって証明するの!」
カッコ悪くされるのが嫌だからでしょう?」
「だからセンスがあるって証明するの!」
「まぁ…確かに」

ユピカのハサミで無残な姿にされた自分を想像するとマシェロはぶるっと体を震わせました
「そしたら決まりね♪
すっごいの作ってやるから覚悟しなさい!」
すっごいの作ってやるから覚悟しなさい!」
ユピカはにっこり笑うと作業に打ち込み始めました

「あぁ…」
マシェロは空を見上げると
どうにでもなれと地面に座り込み
いつしか眠りについていたのでした

・
・
・
・
・
それから数時間後…
目を覚ましたマシェロは自分を見下ろすバラの花にびっくりして飛び起きたのでした

「これは・・・?」
恐る恐る顔を上げると
こちらを見下ろすように静かに佇む真っ赤な大輪

バラの女王…
その圧倒的なに迫力に雷に打たれたようにびくりと動かなくなるマシェロ
その花びらはいくつもの赤で表現され
見れば見るほど重厚な美しさに惹かれていきました

なんて神秘的な表情を見せるのだろう…
マントを羽織ったような装飾は
中央でリボンが結ばれ…

その裾はふわりと地面へ
その上に小さなバラが咲き誇り
花壇はまるで真っ赤なドレスの様です🌹
頭上には彼女にふさわしい純白のティアラ


それはガラスが組み合わされた繊細なデザインで
深紅の衣装と合わさり高貴な雰囲気を放っています
横にはグリーンの屋根の建物がそっと添えられ


その滑らかな曲線は
羽根付き帽子をかぶっているように優雅でした
さらに裏に回れば・・・
その表情を一変させ
葉っぱでそっと口元を隠し微笑むようなバラの花


正面から見たときの荘厳な美しさは奥へと消え去り、森にひっそり咲く花の様な雰囲気を漂わせるのでした
その二面性は魅力的でありながらも危うく
もっと近づきたいような遠くで眺めていたいような
複雑な気持ちをマシェロに抱かせました


それを象徴するかのように
場違いに置かれた荒い石のブロック
"キレイな花にはとげがある"
わざわざこんなの置かなくてもいいのにと
マシェロは苦笑しました
わざわざこんなの置かなくてもいいのにと
マシェロは苦笑しました
「こんなことしなくても十分素敵なのに…」
いつまでも眺めていたいようなその美しさに
思わずポツリと呟いたとき

得意げな表情でぴょこんと
ユピカが横にやって来ました
「ね。素敵でしょ?
私にそっくりでとっても魅力的」
「・・・そうね。前者は同意するよ」
マシェロはあきれ顔でユピカの様子を見ると
バラの花へと目を戻すのでした
ユピカが横にやって来ました

「ね。素敵でしょ?
私にそっくりでとっても魅力的」
「・・・そうね。前者は同意するよ」
マシェロはあきれ顔でユピカの様子を見ると
バラの花へと目を戻すのでした
ハサミを取り出すとユピカはにっこり言いました
「それでは毛を刈らせていただくわね」

"夕焼け空にシャキンと
小気味良く響く音
"
仰々しく
かしずくように頭を下げると
マシェロは答えました
「どうぞお好きに。女王陛下」
「それでは毛を刈らせていただくわね」

"夕焼け空にシャキンと
小気味良く響く音

仰々しく
かしずくように頭を下げると
マシェロは答えました
「どうぞお好きに。女王陛下」
to be continued…
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最後まで読んで頂きありがとうございました


バラの花って人を惹きつける特別な魅力がありますよね(人´∀`*)
次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界に
お付き合いください。
それでは、次の物語でお会いしましょう
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