2018年04月12日

Page07 バラの女王様


こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ
挨拶.png
ごゆっくりどうぞ☕((´艸`*))





最近通勤に使っていたバスをやめて毎日20分ほどトコトコ歩いているyupicaです╰(‘ω’ )╯三
お散歩.png
Lumioluluのお話でもマシェロがお散歩に出かけていますが私のお散歩好きが影響しているのですね~

あ。お昼寝も大好きですよ(笑)




では
物語をのぞいてみましょう









前回は海をモチーフにお家を作ったユピカ
側面 バラの海2.png
バラのお庭を進む可愛いお舟が完成しました🚢
とってもユニークな形ね( 人+・ω・)


いろんな建物が増えて
賑やかになってきたホームだけれど

今回はどんなお家が見られるのかしら…?





それでは
物語の世界へ・・・








♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦







陽が上ったばかりの早朝のホーム


バラの花畑を動き回る1匹と1人の姿がありました
バラの花壇.png

バラの花壇の2人.png
「ほらここ、枝が傷んでる」

マシェロが鼻先で場所を指すと
ユピカがとことこと駆けてきました

その右手にはピカピカのハサミ






枝を切り落とすと
シャキンという気持ちの良い音が青空に響きました!

snip.png
今日は2人仲良く
花壇のお手入れをしているようです
🌹





その作業中「痛っ」
つぼみを観察していたユピカが声を上げました
トゲ.png
どうやらバラのとげが指に刺さってしまったよう
指をじいっと見つめるユピカ





「綺麗な花にはとげがあるからね。
気を付けなくちゃ」

マシェロがふふんと得意げに言うと
そのそばを通り過ぎていきました







ユピカはマシェロを睨むと

誰かさんそっくり!と
小さな声でつぶやきました

マシェロ.png
バラの中を歩くマシェロ
白い毛並みに深紅のバラがよく映え

見とれてしまうほどキレイなのでした











それから1時間ほどたったころ・・・

満足げにバラの花壇を見わたす
ユピカとマシェロの姿がありました
バラ見る2人.png
余計な枝や雑草が刈り取られた花壇
以前よりスッキリ整えられ

バラの花も気持ちよさそうに風に揺れています





「こんなものでいいかしら?」

「いいんじゃない?」







そういえば・・・
ユピカはマシェロを見ながら何気なくいいました
毛を切ったら?.png
「お手入れといえば…
マシェロ、毛が伸びてきたんじゃない?」

「そう?」と興味無さそうに答えるマシェロ







「私が切ってあげようか?」

ハサミを片手ににっこりと
満面の笑みを見せるユピカ

切ってあげる.png
1人と1匹の間にシャキンと響くハサミの音





「・・・いいよ。まだ肌寒い日もあるし…」
火花.png
ユピカの手に握られたハサミをチラチラと見ながら、警戒するようにマシェロは後ずさりました

さらに一歩距離をつめるユピカ






一触即発!?と思いきや・・・


その緊張感を打ち破ったのはユピカの間抜けな声

「べ…別に、マシェロのふかふかの毛でお布団作りたいなんて全然思ってないから!」
切ってあげる2.png
「そんな理由!?」

と思わずのけぞるマシェロ



そして
一目散に森の方へと逃げて行ったのでした…







残されたユピカは…
むぅと残念そうにハサミを見つめました逃がした!.png
「どうしたら…切らせてくれるかしら?」














それから数時間後…
畑の上の丘で作業をするユピカの姿がありました
丘の上のユピカ.png
横に咲くバラの花を時折観察しながら
1つ1つブロックを慎重に置いている様子

心なしかいつもよりも真剣な表情






一方近くの森では
そんなユピカの様子をいぶかしげに眺めるマシェロ

何を作っているのだろう?
森の中のマシェロ.png
もう少しに近くに行こうとしたその時…
パキッと枝の割れる音が静寂の森に響きました


音に驚いてバッと森を見るユピカ






マシェロは木の陰にサッと隠れると

「何を作ってるの?」
警戒するように聞きました
バラのお家をたてるの2 2.png
するとユピカは誇らしげに答えました

「バラの花のお家を作っているのよ」






「・・・バラの花?」







さらにユピカは・・・

「だから建物が完成して、マシェロが良いって思ったら毛を切らせてちょうだい!」

こちらを指さし堂々宣言したのでした
バラのお家をたてるの.png
「マシェロが私に切られたくないのは
カッコ悪くされるのが嫌だからでしょう?」

「だからセンスがあるって証明するの!」






「まぁ…確かに」
たしかに.png
ユピカのハサミで無残な姿にされた自分を想像するとマシェロはぶるっと体を震わせました





「そしたら決まりね♪
すっごいの作ってやるから覚悟しなさい!」


ユピカはにっこり笑うと作業に打ち込み始めました
あーあ.png

「あぁ…」

マシェロは空を見上げると
どうにでもなれと地面に座り込み

いつしか眠りについていたのでした












それから数時間後…

目を覚ましたマシェロは自分を見下ろすバラの花にびっくりして飛び起きたのでした
そびえたつ女王.png
「これは・・・?」




恐る恐る顔を上げると
こちらを見下ろすように静かに佇む真っ赤な大輪
正面1.png
バラの女王…

その圧倒的なに迫力に雷に打たれたようにびくりと動かなくなるマシェロ





その花びらはいくつもの赤で表現され
見れば見るほど重厚な美しさに惹かれていきました
正面 アップ.png
なんて神秘的な表情を見せるのだろう…




マントを羽織ったような装飾
中央でリボンが結ばれ…
正面2.png
その裾はふわりと地面へ

その上に小さなバラが咲き誇り
花壇はまるで真っ赤なドレスの様です
🌹





頭上には彼女にふさわしい純白のティアラ
ティアラ.png
それはガラスが組み合わされた繊細なデザインで
深紅の衣装と合わさり高貴な雰囲気を放っています







横にはグリーンの屋根の建物がそっと添えられ
緑の帽子1.png

側面.png
その滑らかな曲線は
羽根付き帽子をかぶっているように優雅でした







さらに裏に回れば・・・

その表情を一変させ
葉っぱでそっと口元を隠し微笑むようなバラの花
裏側.png

裏側3.png
正面から見たときの荘厳な美しさは奥へと消え去り、森にひっそり咲く花の様な雰囲気を漂わせるのでした






その二面性は魅力的でありながらも危うく

もっと近づきたいような遠くで眺めていたいような
複雑な気持ちをマシェロに抱かせました
とげ2.png

とげ.png
それを象徴するかのように
場違いに置かれた荒い石のブロック




"キレイな花にはとげがある"

わざわざこんなの置かなくてもいいのにと
マシェロは苦笑しました







「こんなことしなくても十分素敵なのに…」

いつまでも眺めていたいようなその美しさに
思わずポツリと呟いたとき

得意げなユピカ.png
得意げな表情でぴょこんと
ユピカが横にやって来ました







「ね。素敵でしょ?
私にそっくりでとっても魅力的」


「・・・そうね。前者は同意するよ」



マシェロはあきれ顔でユピカの様子を見ると
バラの花へと目を戻すのでした









ハサミを取り出すとユピカはにっこり言いました

「それでは毛を刈らせていただくわね」
空 snip.png
"夕焼け空にシャキンと
小気味良く響く音"




仰々しく
かしずくように頭を下げると

マシェロは答えました

「どうぞお好きに。女王陛下」









to be continued…




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最後まで読んで頂きありがとうございました
えんど.png
バラの花って人を惹きつける特別な魅力がありますよね(人´∀`*)


次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界
お付き合いください。

それでは、次の物語でお会いしましょう



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posted by yupica at 18:08| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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