2018年10月19日

Part08 遠い国のお手紙



お久しぶりです♪yupicaです。
Lumioluluの世界へようこそ
ご挨拶.png
前回の更新から大分期間が空いてしまいましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
確か半年ぶりくらい⁉ฅ(º ロ º ฅ)







Lumioluluはお休みしていたものの、yupicaはあちこちお出掛けしておりました
風景.png
cocricotのサーバーさんへお邪魔したり、イベントに参加したり♪
いずれ、ブログの中でもご紹介できたら(ฅ'ω'ฅ)






そしてブログ休止中にメタブロックの使い方もちゃんと覚えて帰って来ました。
メタ勉強中.png
今までデフォルトのまま建築していたのですね。
ちょっと恥ずかしい(〃ノωノ)











それでは物語の世界へ・・・
ユピカとマシェロは元気にしているかしら?







♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦







ここはユピカのホーム村
お庭もできました.png
今日も快晴。
ぷっくりと実った小麦畑を気持ちのいい風がさらさらと揺らしています






そんな秋晴れの空を1羽の鳥が飛んできました。
空を見上げるユピカ3.png
それは大きなハトのようでした。

よく見ると足に何かくくり付けてあるみたい。


「どこへ行くのかしら?」
ユピカは不思議そうに呟きました









するとハトはホームの上空をくるりと旋回し、ユピカへ向かって飛んできたのです。

「こっちに来る!?」
空を見上げるユピカ.png
思わず身体を逸らしよけるユピカ!

ハトは恐ろしい勢いで地面へダイビングし、マリのように何度か跳ねたあとやがて動かなくなりました。






近付いてみると・・・
それはボールの様にまんまるの白いハト
太ったハト.png
「君…ちょっと"太り過ぎ"なんじゃない?
とっても可愛いけど」



ユピカが体を起こしてやるとハトは嬉しそうにポーと鳴きました♪







その足には白い封筒が括り付けてあります。
しかも宛名はユピカ!
お手紙.png
「これ…私に?」


"一体誰からだろう?"
ユピカは驚いて封筒の中身を取り出したのでした。








中から出てきたのは便せんと数枚の写真。
お手紙2.png
写真はどこかの街を撮影したもののようで、美しい風景や可愛い建物がたくさん写されていました。

「わぁ。素敵…!」
ユピカは思わず声を上げました。








「何それ?きれいな写真だね」


後ろからの声にビックリして振り向くと…
不思議な顔でこちらを見るマシェロの姿🐑
マシェロ登場.png
「おはよう。マシェロ」
「おはよ。それ、どうしたの?」


いつもの気怠そうな声で話しかけてくるマシェロ。
ユピカの持っている写真がかなり気になる様子







「うん。これさっき届いたのだけど…
古いお友達からなの」

「ふぅん・・・"その手紙"は読まないの?」



あ。と慌てて便せんを広げるユピカ。
そこには可愛らしい文字で文章が綴られていました✑
みゅーずさんのお手紙.png
「お久しぶりです。元気にしていますか?

私は今、"はやなの国のメルコット村"
という場所にいます。」




「メルコット村って写真の場所?」
「そうみたい」





写真にはオモチャのような建物が並んでいます。
メルコット村.png
どれもユニークで可愛いものばかり!
こんな場所があるなんて





「ええと。"ユピカもお家の片付けが落ち着いたら遊びに来てね。みゅーずより"だって」
muse.png
横を見れば今すぐにでも飛んで行きたいと言わんばかりに目を輝かせているユピカ。


そんな様子にマシェロがチクリと一言
「行くのはいいけど、
その前にやる事があるんじゃない?」





「へ?やる事?」


"心辺りがない"と驚いた表情のユピカにマシェロは続けました。
マシェロ怒る1.png
「ホームの内装も完成してないみたいだし?

僕の家もリフォームするって言って
なーんもしてくれてないし」


その言葉にΣギクッとのけぞるユピカ





「それに!」
ユピカの方をキッと睨むと
とどめの一言
を放ちました!

「散々僕の毛を刈っといてお布団もまだ作ってないみたいだし?別にいいけど。」

マシェロ怒る2.png
「ギクギク~ッ!」
さらに後ろへとのけ反るユピカ





呆れた表情のマシェロにごめんね💦と笑顔を向けてみたものの…
マシェロ怒る3.png
帰ってきたのは氷のように冷たい視線。
どうやら"無惨に毛を刈られた事"を未だに根に持ってるみたい。






「もう!わかったわよ!
今日中に全部終わらせてやるわよ」

ユピカ頑張る.png
そう叫ぶとユピカはホームへと飛んで行きました。


「今日中って…そこまで言ってないけど」
隣ではポーと、眠たそうにハトが頷いたのでした









かくして始まったホームの内装づくりですが
当のユピカはと言うと…
空っぽのお部屋.png
「うーん大きなベッドは絶対だし
お花も飾りたいし
それからドレッサーもほしいしなぁ」


楽しくやっているようでした















そして明くる日の朝



「起きなさーい!」という声で目を覚ましたマシェロ
出て行って1.png
「まだ早いけど?」
と眠たそうに目をこすっていると

両手いっぱいに荷物を持ったユピカがやって来ました








「ほら今からマシェロの家も装飾しちゃうから
ちょっと外出ててよ」

出て行って2.png
「えええ。いいのに」
面倒くさそうにするマシェロでしたが…

「マシェロがやれって言ったんでしょう?」
仕返しとばかりに言い返すユピカ。







やれやれとお家から出てきたマシェロは・・・
ホームは.png
「そう言えば、
ユピカの家はどうなったんだろう?」


ふらふらとホームへ向かったのでした。






「ふーん玄関は変わった様子はないけどな」
入口をくるりと見渡し呟いたマシェロでしたが…

ドアを開けてビックリ!
内装3.png
昨日まで何もなかった窓辺に大きなベッドが置いてあったのです!






触れてみるとたっぷり陽を浴びたお布団はふかふか
内装1.png
大きな窓からは気持ち良い風が漂い、思わず飛び込みたくなる誘惑にマシェロは首を振りました。

「お昼寝に最高の場所すぎる…







ふり返ると殺風景だった玄関はキレイに作り替えられ、お花のランプが飾られています。
玄関2.png
入口には便利な洋服掛けまで!




さらに部屋を見渡せば…
昨日まで空っぽだった部屋は見事に内装が仕上がっていました
キッチン マシェロ3.png
マシェロは引き寄せられるように部屋の奥へ歩いていきました。







窓辺には小さな書斎机
書斎机.png
ランダムに並んだ本棚や、散らかった感じが少しユピカらしい雰囲気。





机の上をみてみるとには昨日の手紙がそっと置かれ、壁には大切そうに写真が飾られています
書斎机2.png
"これを見ながら頑張ったんだろうな"

内装作りに奮闘するユピカを想像してマシェロは微笑みました。






机のそばには引き出しでいっぱいの棚
小物入れ1.png
きれいな石や押し花
マシェロのプレゼントした貝殻


そこに仕舞われているものが何となくわかるような気がしました。

「後で、何が入っているのか聞いてみよう」







そしてビックリしたのがこの化粧台
内装2 4.png
リボンの飾りが付けられ、ピンクで統一された空間はいかにも!という女の子らしいデザイン





「ユピカってこういうの興味あったのかな?」
化粧台2.png
可愛らしい小瓶を眺め、マシェロは呟きました。
特別なオシャレをしているの見たこと無いけど…







そしてマシェロが一番に気に入ったのは、緑がいっぱいの窓辺
窓辺の緑1.png

窓辺の緑3.png
陽当たりの良い空間は居心地がよくて、のんびりするにはもってこいの場所




窓から見える森の風景もいい眺め!
窓辺の緑2.png
"寒くなってきたら
ここでお昼寝しようかな?"


なんて勝手に考えているマシェロなのでした♪








部屋の反対側を見れば…
ユピカがいつもいるキッチンも雰囲気が変わっているようでした。
キッチン1.png
「どこが変わったのかな?」

わくわくしながら
マシェロはキッチンへ向かいました。







近付いてみると…
カウンターの横には今までになかった食器棚が!
キッチン 食品棚1.png
棚には食器や瓶がきっちりと並べられています。
ここだけ何だかお店みたい





反対側には食器やタオルをしまう棚が新しく設置されていました。
キッチン 食器棚1.png
吊るされたキッチンクロスが楽しい雰囲気♪

"もっと美味しいものが
食べさせてもらえそう"

マシェロはじゅるりとヨダレを飲み込みました。








と。その時!
「マシェロ~!なんだここにいたの?」

勢いよくユピカが家へ飛び込んできたのでした

ユピカ登場.png
「あ。ユピカ、この部屋の事なんだけど…」
ホームの内装について感想を言おうとしたマシェロでしたが…


「そんなことより
マシェロのお部屋の装飾が終わったの!

ほらほらこっち来て♪」

と、強引に自分の家まで引っ張られていきました。






「じゃーん。どう素敵でしょ?」
部屋に入るとユピカはにっこりと笑いました。
スノーホワイト 内装2.png
壁は淡い水色に塗り替えられ、お花で作った大きなリースが飾られていました。




ちょっと可愛すぎない?と思ったマシェロですが…


「うん。とても気に入った」
と答えました。

内装1.png
「これ白雪姫をイメージして作ったんだけど、
やっぱりマシェロにはにあうわね」

「・・・姫?」


満足そうなユピカを見て
"ま。いっか"とマシェロは笑いました








が、笑っていられたのはここまで。



外に出たユピカはさらりとマシェロに言いました。
「それじゃ、マシェロ!行くわよ」

グッバイホーム4.png
ユピカの急な発言に「へ?」と間抜けな声を返すのが精いっぱいのマシェロ。

よ~く見ればユピカの足元には大きなトランク。
それから居眠りをする白いハト




まさか…と青ざめるマシェロ
ユピカはにっこりと答えました。

「今からメルコット村に行くのよ」






「ええええ~!」
グッバイホーム5.png

ホーム中に響き渡る声でマシェロは叫びました。


その傍では白いハトがポーと、
幸せそうに鳴いたのでした









to be continued…




♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦






最後まで読んで頂きありがとうございました
グッバイホーム.png
何だか急展開を迎えた物語ですが…(;・∀・)
果たして2人はメルコット村へたどり着けるのでしょうか?


次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界
お付き合いください。

それでは、次の物語でお会いしましょう



♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦



きぃこ様の作られたリソースパック「cocricot」を使用させて頂いております→サイトはこちらです

ユピカのスキン作者くまメイプル様チャンネル→こちらです





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2018年04月12日

Page07 バラの女王様


こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ
挨拶.png
ごゆっくりどうぞ☕((´艸`*))





最近通勤に使っていたバスをやめて毎日20分ほどトコトコ歩いているyupicaです╰(‘ω’ )╯三
お散歩.png
Lumioluluのお話でもマシェロがお散歩に出かけていますが私のお散歩好きが影響しているのですね~

あ。お昼寝も大好きですよ(笑)




では
物語をのぞいてみましょう









前回は海をモチーフにお家を作ったユピカ
側面 バラの海2.png
バラのお庭を進む可愛いお舟が完成しました🚢
とってもユニークな形ね( 人+・ω・)


いろんな建物が増えて
賑やかになってきたホームだけれど

今回はどんなお家が見られるのかしら…?





それでは
物語の世界へ・・・








♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦







陽が上ったばかりの早朝のホーム


バラの花畑を動き回る1匹と1人の姿がありました
バラの花壇.png

バラの花壇の2人.png
「ほらここ、枝が傷んでる」

マシェロが鼻先で場所を指すと
ユピカがとことこと駆けてきました

その右手にはピカピカのハサミ






枝を切り落とすと
シャキンという気持ちの良い音が青空に響きました!

snip.png
今日は2人仲良く
花壇のお手入れをしているようです
🌹





その作業中「痛っ」
つぼみを観察していたユピカが声を上げました
トゲ.png
どうやらバラのとげが指に刺さってしまったよう
指をじいっと見つめるユピカ





「綺麗な花にはとげがあるからね。
気を付けなくちゃ」

マシェロがふふんと得意げに言うと
そのそばを通り過ぎていきました







ユピカはマシェロを睨むと

誰かさんそっくり!と
小さな声でつぶやきました

マシェロ.png
バラの中を歩くマシェロ
白い毛並みに深紅のバラがよく映え

見とれてしまうほどキレイなのでした











それから1時間ほどたったころ・・・

満足げにバラの花壇を見わたす
ユピカとマシェロの姿がありました
バラ見る2人.png
余計な枝や雑草が刈り取られた花壇
以前よりスッキリ整えられ

バラの花も気持ちよさそうに風に揺れています





「こんなものでいいかしら?」

「いいんじゃない?」







そういえば・・・
ユピカはマシェロを見ながら何気なくいいました
毛を切ったら?.png
「お手入れといえば…
マシェロ、毛が伸びてきたんじゃない?」

「そう?」と興味無さそうに答えるマシェロ







「私が切ってあげようか?」

ハサミを片手ににっこりと
満面の笑みを見せるユピカ

切ってあげる.png
1人と1匹の間にシャキンと響くハサミの音





「・・・いいよ。まだ肌寒い日もあるし…」
火花.png
ユピカの手に握られたハサミをチラチラと見ながら、警戒するようにマシェロは後ずさりました

さらに一歩距離をつめるユピカ






一触即発!?と思いきや・・・


その緊張感を打ち破ったのはユピカの間抜けな声

「べ…別に、マシェロのふかふかの毛でお布団作りたいなんて全然思ってないから!」
切ってあげる2.png
「そんな理由!?」

と思わずのけぞるマシェロ



そして
一目散に森の方へと逃げて行ったのでした…







残されたユピカは…
むぅと残念そうにハサミを見つめました逃がした!.png
「どうしたら…切らせてくれるかしら?」














それから数時間後…
畑の上の丘で作業をするユピカの姿がありました
丘の上のユピカ.png
横に咲くバラの花を時折観察しながら
1つ1つブロックを慎重に置いている様子

心なしかいつもよりも真剣な表情






一方近くの森では
そんなユピカの様子をいぶかしげに眺めるマシェロ

何を作っているのだろう?
森の中のマシェロ.png
もう少しに近くに行こうとしたその時…
パキッと枝の割れる音が静寂の森に響きました


音に驚いてバッと森を見るユピカ






マシェロは木の陰にサッと隠れると

「何を作ってるの?」
警戒するように聞きました
バラのお家をたてるの2 2.png
するとユピカは誇らしげに答えました

「バラの花のお家を作っているのよ」






「・・・バラの花?」







さらにユピカは・・・

「だから建物が完成して、マシェロが良いって思ったら毛を切らせてちょうだい!」

こちらを指さし堂々宣言したのでした
バラのお家をたてるの.png
「マシェロが私に切られたくないのは
カッコ悪くされるのが嫌だからでしょう?」

「だからセンスがあるって証明するの!」






「まぁ…確かに」
たしかに.png
ユピカのハサミで無残な姿にされた自分を想像するとマシェロはぶるっと体を震わせました





「そしたら決まりね♪
すっごいの作ってやるから覚悟しなさい!」


ユピカはにっこり笑うと作業に打ち込み始めました
あーあ.png

「あぁ…」

マシェロは空を見上げると
どうにでもなれと地面に座り込み

いつしか眠りについていたのでした












それから数時間後…

目を覚ましたマシェロは自分を見下ろすバラの花にびっくりして飛び起きたのでした
そびえたつ女王.png
「これは・・・?」




恐る恐る顔を上げると
こちらを見下ろすように静かに佇む真っ赤な大輪
正面1.png
バラの女王…

その圧倒的なに迫力に雷に打たれたようにびくりと動かなくなるマシェロ





その花びらはいくつもの赤で表現され
見れば見るほど重厚な美しさに惹かれていきました
正面 アップ.png
なんて神秘的な表情を見せるのだろう…




マントを羽織ったような装飾
中央でリボンが結ばれ…
正面2.png
その裾はふわりと地面へ

その上に小さなバラが咲き誇り
花壇はまるで真っ赤なドレスの様です
🌹





頭上には彼女にふさわしい純白のティアラ
ティアラ.png
それはガラスが組み合わされた繊細なデザインで
深紅の衣装と合わさり高貴な雰囲気を放っています







横にはグリーンの屋根の建物がそっと添えられ
緑の帽子1.png

側面.png
その滑らかな曲線は
羽根付き帽子をかぶっているように優雅でした







さらに裏に回れば・・・

その表情を一変させ
葉っぱでそっと口元を隠し微笑むようなバラの花
裏側.png

裏側3.png
正面から見たときの荘厳な美しさは奥へと消え去り、森にひっそり咲く花の様な雰囲気を漂わせるのでした






その二面性は魅力的でありながらも危うく

もっと近づきたいような遠くで眺めていたいような
複雑な気持ちをマシェロに抱かせました
とげ2.png

とげ.png
それを象徴するかのように
場違いに置かれた荒い石のブロック




"キレイな花にはとげがある"

わざわざこんなの置かなくてもいいのにと
マシェロは苦笑しました







「こんなことしなくても十分素敵なのに…」

いつまでも眺めていたいようなその美しさに
思わずポツリと呟いたとき

得意げなユピカ.png
得意げな表情でぴょこんと
ユピカが横にやって来ました







「ね。素敵でしょ?
私にそっくりでとっても魅力的」


「・・・そうね。前者は同意するよ」



マシェロはあきれ顔でユピカの様子を見ると
バラの花へと目を戻すのでした









ハサミを取り出すとユピカはにっこり言いました

「それでは毛を刈らせていただくわね」
空 snip.png
"夕焼け空にシャキンと
小気味良く響く音"




仰々しく
かしずくように頭を下げると

マシェロは答えました

「どうぞお好きに。女王陛下」









to be continued…




♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦






最後まで読んで頂きありがとうございました
えんど.png
バラの花って人を惹きつける特別な魅力がありますよね(人´∀`*)


次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界
お付き合いください。

それでは、次の物語でお会いしましょう



♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦



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2018年04月03日

Page06 深海の宝箱


こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ
オープニング.png
ごゆっくりどうぞです~☕(*´▽`*)




なんと私!数日前・・・
4ヶ月ぶりに自転車乗りました~(ノ*>∀<)ノ
サイクリング.png
お天気のいい日のサイクリング気持ちいいですね~🚲
雪が怖くて冬中我慢してたのでとっても満足

その後ガッツリ筋肉痛になりましたが(>_<。)






では
物語をのぞいてみましょう







前回はマシェロのホームを作ったユピカ
側面3.png
完成したのはベルをモチーフにした素敵なお家です

"その後マシェロがどう過ごしているのか?"
とっても気になりますね!


気に入ってくれているのかしら?(*´艸`*)






それでは
物語の世界へ・・・








♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦








朝の眩しい光の中
唄うように白く輝く世界・・・



ここはユピカの作ったホーム
唄うホーム.png
彼女が想像し、形作る
不思議でヘンテコな建物がたくさん並んでいます





その海沿いに
一際変わった建物が1軒
裏側2.png
その…今にも動き出しそうな奇妙な装飾達
海風が吹くたびにカランと音を立て

バラの花は美しい色合いを織りなすのでした







そのおとぎ話の様な光景を見つめる1匹の羊

雪の様に凛とした雰囲気を漂わせる彼は
この家の主人マシェロ
マシェロ 紹介.png
海沿いを歩いていたのか
足には砂の粒がキラキラと光り

よく見ると口には白い何かをくわえているようでした






ツタのカーテンをくぐり室内に入ると…
そこにあるのは簡素な部屋
室内2.png
中には赤い敷物に、青い花の植木鉢・・・

それから数日前
ユピカに頼んで置いてもらった木の箱が1つ




マシェロは鼻先で箱のフタを押し上げると
くわえていたものを中へ落としました
箱を開けるマシェロ.png
箱の中で響くカランという音

そして中身を覗き込むと大切そうに
そっとふたを閉めたのでした











――――― 一方ホームの室内では…

うーん…と悩まし気な様子のユピカ
考え事.png
ペンを片手に考え事のようですが
うまくいっていないみたい…



しばらく難しい顔をしていたものの・・・

「やっぱり駄目ね…」と
ペンを放り投げたのでした




ペンはテーブルの上から床へと勢いよく転がり
匙を投げた先.png
たどり着いた先には・・・
気怠そうな様子のマシェロが立っていました




マシェロは足元のペンをくわえると
ユピカの元へと近づいていきました





「あら。マシェロが親切だなんて珍しいわね」

ペンを受け取ると
不機嫌を隠す様子もなく言い放つユピカ




「そちらこそ。珍しく難しい顔してるけど」

一方マシェロは
気にする様子もなくさらりと返したのでした






テーブルの上の紙をちらりと見ると…
そこには設計図の様なものが描かれていました
設計図 オンザデスク.png
なるほどとマシェロは納得しました

"どうやら家の設計がうまくいっていないみたいだ"








そんなマシェロの視線に気づいたユピカは
観念したように言いました




「マシェロのお家の横に
新しいお家を作ろうと思ったんだけど…」
突っ伏すユピカ2.png
「全然いいアイデアが浮かばないの。
こんなの初めてよ!」



そして…しなびた野菜の様に
机の上に突っ伏してしまったのでした







マシェロはふぅとため息をつきました

ボクには代わりに設計図を書くこともできないし
家も作れないからね
外へ.png
"つまり何もしてあげられない"


それ以上考えるのをやめたマシェロは
そっと扉を押し開け外へと出て行ったのでした







それからしばらく
マシェロはホームを眺めていましたが・・・

ホームを見るマシェロ.png
やがて…ハッと何かを考え付いたように
どこかへと去って行ったのでした











マシェロがいなくなってしばらく後のホーム
睨む.png
頬を膨らませ窓辺の青い花を睨む
ユピカの姿がありました

「一言くらい何か言ってくれてもいいのに…」



どうやらさっさといなくなったマシェロを
薄情と感じている様子…





そんな静まり返る室内にぐぅぅと鳴り響く音!
お腹すいた.png
「…こんな時でもお腹ってすくのね」

もう嫌!と泣きそうな声でユピカは呟きました


こうなったら今日はとことん
他の事を楽しんでやるんだから!












それからのユピカは…

パン生地をこねて、小鍋でリンゴをコトコト煮こみ、ゆでた野菜を裏ごしして・・・



夕方になる頃には
豪華なディナーが完成していたのでした
豪華なディナー.png
テーブルいっぱいの料理を見下ろすユピカ

「さすが私ね♪」


それにしてもマシェロったらどこへ行ったのかしら?
早く驚かせたいのに…






待ちきれないユピカは
マシェロの家へと歩き出したのでした




夕暮れの涼しい風の中を歩いていくと
見えてきたのはそよそよと揺れるバラの花畑

バラの海.png
燃えるような赤に見惚れていると…

バラの海の向こうに海辺を歩くマシェロの白い毛並みがチラリと見えました








「良かった。ちょうど探していたの」

ユピカは微笑むとマシェロの目の前に立ちました
マシェロと貝殻.png
するとマシェロは何も言わず
鼻先でユピカの手にちょんと触れたのでした

その口元には白く光るものが…!




ユピカがそっと受け取ると
それはピカピカに磨かれたまぁるい貝殻でした
こっちへ来て.png
「こっちへ来て」

さらにマシェロはユピカを呼ぶと
家の中へと入っていきました





室内へ入ると
木の箱の前に立ちこちらをじっと見るマシェロ
海の宝箱.png
「これを開けて。中をだしてみて」






言われた通りユピカが箱をそっとひっくり返す
じゃらじゃらと音を立てて出てきたのは・・・
深海.png
色とりどりの美しい形をした貝殻や
ピカピカに磨かれた青い石

羊の角のようなサンゴのかけらに
色褪せた小瓶…




「これ全部マシェロが集めたの?」

「海辺を散歩してる度に拾っていたんだ。
ユピカが気に入りそうだと思って」






その中の一つ
不思議な形をした流木を見つけると

ユピカはそれを大切そうに手に取りました
流木.png
幾度と波に洗われ陽にさらされたそれは驚くほど軽く

その波打つ海のような形も
色褪せた風合いも流れるような木目も

すべてがユピカの心を強く引き付けるのでした







徐々に体の内側から熱いものが
こみあげてくるのを感じるユピカ



ふるふると震える体を両手で押さえつけると

「ねぇ。マシェロ
私、思いついちゃった!」

輝くような笑顔で叫んだのでした
fight.png
「今から作って来るから、楽しみにしててね」

さらにそう言い残すと
夕闇迫る屋外へと駆け出して行ったのでした






「もう夜になるけど…」

取り残されたマシェロは呆然と立ち尽くすのみ
tatitukusu.png
そして床に散らばった貝殻たちを一瞥し…

「これ箱に戻すか持っていくか
どっちかにしてほしかったな」

とため息をついたのでした












あくる日の朝…
そよそよという海風の音で目を覚ましたマシェロ
窓の外を見るマシェロ.png
ユピカはまだ何かしているのか?
何気なく窓の外をのぞくと…

飛び込んできた風景にビックリ!





外に出てみると…

目の前にあったのは
バラの海を突き進むようにそびえたつ青く美しい船
全体図3.png
これが…ユピカの作った家?

そう呟くと…
船へと近づいていったのでした





白く輝く船体は磨かれた貝殻の様にピカピカと眩しく青い海によく映えていました
側面 バラの海3.png

側面 バラの海 上から.png
その様子はまるで…

バラの海をふわりとかわして草原を進んでいるかのように美しく軽やかでした






上部にはくるんと渦巻いた可愛らしい装飾
側面 羊の角2.png
それは羊の角の様でもあり、貝殻の様でもあり
そして何かの迷宮の様にも見えるのでした

あるいは…そのすべてなのかもしれない
ユピカの姿を思い出しながらマシェロは思いました







側面に回ると…
ガラリと変わる印象にマシェロは思わず唸りました
正面1.png
これは一体何なのだろう…?

そしてその一つ一つを
紐解くようにじっくりと観察するのでした






波の様な形をした屋根はよく見れば
マシェロが拾ってきた流木にそっくり
屋根 装飾2.png
周辺には飛び散る水しぶきまでもが再現され
まるで生きているかのようでした




これを屋根につかうところがユピカらしいなぁ…

うねるような造形の細部までを
ゆっくりとマシェロは眺めました






さらに窓辺は石造りの美しい装飾が施され
青いガラスは深海を映し出す鏡の様
正面 up1.png

正面 up2.png
近付いてみると・・・
青の世界にぽつんと映る自分の姿



"群れからはぐれた魚みたいだ"
マシェロはじっとその様子を見つめました


この窓から外を眺めたら
海の中の様に見えるのだろうか…?









入口を探して海の方へ移動したマシェロは
その迫力に思わず息をのみました
全体図2.png
今にも水しぶきをあげ
海へ飛び出していきそうだ!



バラの草原から海までを自在に進んでいく船

まるでおとぎ話の世界の話の様だけれど








よく見れば・・・

その入口は開け放たれ
室内へと気持ちの良い風を誘い込んでいるのでした
側面 青い海2.png

側面 青い海 up.png
それにつられるように
中へと入っていくマシェロ





そこには・・・
建築を終えて疲れた様子のユピカの姿がありました
疲れ切ったユピカ.png
「また、これか・・・。」


また倒れて眠りこむのではないか
警戒して近付くマシェロ






それに気づいたユピカは力なく言いました

「ねぇマシェロ・・・お腹すいた」





「はぁ・・・。知らないよ」

あきれ顔で天を仰ぐマシェロ







その頃、外では・・・
全体図5.png
呑気な太陽が1人と1匹の乗る船をサンサンと
照らしているのでした






to be continued…




♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦






最後まで読んで頂きありがとうございました
エンディング.png
お舟ってロマンがあって素敵ですよね(人´∀`*)



次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界
お付き合いください。

それでは、次の物語でお会いしましょう



♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦



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