2018年03月26日

Page05 スノーホワイト


こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ
オープニング.png
ごゆっくりしていってね☕(*´▽`*)




最近すっかり陽が長くなったこと
ビックリしておりますyupicaです(笑)
朝日.png
夕方にふと窓の外を見て明るいと
ついつい嬉しくなってしまいますよね(*´艸`*)





では
物語をのぞいてみましょう









前回はお料理に挑戦したユピカ
お料理開始.png
材料を集めたり、キッチンを作ったり
頑張りました♪




その結果…
星空の小さなディナーは大成功
鍋いっぱいのシチュー.png
温かいシチューに
心の底からポカポカになった1人と1匹なのでした



お料理ってとびっきりの魔法ね(*^^*)








さてさて。
今回はどんなことに挑戦するのかしら?




それでは
物語の世界へ・・・





♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦







ホームの気持ちのいい朝



箱いっぱいの果物や野菜を抱えて
風車から出てくるユピカの姿がありました
風車小屋2.png

"きょうもいいお天気ね"

空を見上げるとユピカはにっこりと笑いました








キッチンが完成してからというもの
すっかりお料理がブームのユピカ



今日のお昼ごはんは…

りんごのサラダにキノコのオムレツ
それから採れたてのミルク!

お昼ご飯.png
料理でいっぱいのテーブル
満足そうに見渡すのでした





それでは
「いっただきまーす!」




空いっぱいに挨拶したその時・・・
雨2.png
テーブルの上にぼとりと・・・
大きな雨粒が落ちてきました





ユピカがあっけにとられていると

ぼとりぼとりと
次々に雨粒は落下し・・・
雨.png
瞬く間に
辺り一面大雨に包まれてしまいました







「大変‼」


ユピカは食器を持って慌ててホームに駆け込むと…
ホームへ.png
最後にマシェロを室内へ引っ張りこみ
ドアをぴしゃりと閉めました












いつもよりワントーン暗いホームの室内



恨めしそうに外を眺めるユピカの姿がありました
雨の窓際.png
「これじゃ今日一日は外に出られそうに無いわね…」



叩きつけるような雨音はどんどん激しくなり
遠くでは雷の音さえ聞こえてくるのでした





マシェロはといえば…
室内を興味深そうに見回している様子
窓の外を見るマシェロ.png
"そういえばマシェロがここに来たのって
初めてだったかしら?"








ユピカはふと浮かんだ疑問を口にしました
疑問.png
「ねぇ。マシェロって…
いつもどこで寝てるの?」




なんでそんなこと聞くのだろうと
不思議そうにマシェロは答えました

「・・・最近は庭かな?」

「雨の日も?」
「雨の日は森の中だね」



「それじゃあ濡れちゃうじゃない!」

ユピカは驚いた様に叫びました

濡れちゃうじゃない.png
「・・・いやでもボク羊だしさ」

それに対して
しれっと答えるマシェロなのでした





ふぅん…
何か考え込むように黙り込むユピカ






それからしばらくして…
キッチンのテーブルで何かを書き始めたのでした
ユピカ 考え中.png
時々難しそうな顔をして考え込んでいるようだけど
一体何をしているのかしら?





やがて1人と1匹は
それぞれの世界に入り込んでいったのでした





そして
一時間ほど経過したころ・・・
のび.png
作業が一区切りついたのか
ふぁぁと大きな口を開けてあくびをするユピカ





一方マシェロはといえば・・・
じっと座って窓の外を眺め続けているのでした
窓の外を見るマシェロ2.png
「ねぇ…
マシェロは何をしているの?」





ユピカが静かに声を掛けると・・・
マシェロは眠たそうな目をこちらに向けました
雨の音を聞いている.png
「雨の音を聞いてるだけだよ…」

そう答えると
再び窓の方へとゆっくり顔を戻したのでした





「・・・雨の音?」

ユピカは窓辺に立つと
外の世界へ耳を傾けました

雨の音.png
すると・・・
ザァザァという雨の音に混ざって

ポトポトと葉っぱを滴るしずくや
屋根をトントン鳴らす雨粒・・・

色んな音がユピカの耳に飛び込んできました








隣では・・・

灰色の雨の世界が
マシェロの雪の様な毛並みに神秘的な影を落とし

それはまるでおとぎ話の様に美しい光景でした
窓辺のスノーホワイト2.png
ユピカは思わずつぶやきました

「マシェロって白雪姫みたいね・・・」





「・・・姫?」

訳が分からないといった様子で
マシェロは顔をしかめました






なんでもないとクスクス笑うユピカ
青い花.png
その様子を窓辺の青い花
ひっそりと見つめていました













あくる日の朝
柔らかい光溢れるホームの室内
朝のホーム.png
マシェロは静かに目を覚ましました



チュンチュンという鳥の鳴き声に
温かい陽の光



ようやく雨は止んだのかと考えていると

外からゴオンという物凄い音!





何事かと外に出ると・・・
森の前でオノをもったユピカの姿がありました
木こりなユピカ.png
「何してるのさ?」

マシェロが驚いて聞くと・・・





ユピカはにっこりと答えました

「何って…
マシェロのお家を作るのよ」

「ボクの家?」






戸惑いを見せるマシェロに
ユピカはきっぱりと言いました
海辺のユピカ.png
「気に入らなかったら使ってくれなくていいわ。
ただ…マシェロを見ていたら作りたくなったの」



マシェロは何も答えることが出来ず
そんなユピカの後姿をただ見ているのでした





こうして始まったマシェロのお家作り
朝日とユピカ.png
作業は数日に及び…

その間マシェロは
祈るようにその様子を見守りました











そして数日後の朝・・・


森の入口で番をするように眠っていたマシェロのそばにユピカがやって来ました
眠るマシェロ.png
ユピカはしばらく
眠るマシェロの様子を見つめていましたが…


やがて・・・
倒れる様に眠りに落ちていったのでした







それから数分後・・・
すれ違うように目を覚ましたマシェロは
起きたマシェロ.png
まずユピカが隣に倒れていることに驚いて・・・

それから…
目の前に広がる景色にビックリしました






何故ならそこには・・・
バラの花畑2.png
昨日までなかった真っ赤なバラの花畑
広がっていたからです




「これがボクの家・・・?」


マシェロはフラフラと建物の方へ近づきました




それはつい先日、ユピカが自分のために作ってくれたベルをイメージして作ったという建物
正面4.png
「ヘンテコな形…」
マシェロはふっと笑うとつぶやきました


ここにボクが住むの?






建物の中央には大きな赤い装飾
バラ飾り.png
真っ赤なバラの花をイメージして作ったものだろうとマシェロは思いました

それは陽の光が当たるたびにキラキラと輝き
まるで宝石の様でした





入口には葉っぱで出来たリボンのアーチ
正面 装飾 葉っぱ.png
とっても可愛いけど
これってユピカの趣味じゃなくて?

まったくもう・・・。






さらに建物の上部を見れば…
真っ白な不思議な装飾
正面 装飾 屋根2.png
"これは何だろう?
何かの取っ手みたいだ"

今にもクルクル回りだして
面白いことが起こりそうなその雰囲気に

いかにもユピカらしいなとマシェロは微笑むのでした





さらに側面から見ると
それは自分の首元のベルそのものでした
側面3.png
窓の形もリボンもマシェロの知っているベルの形



マシェロが自分の首元を見ると
ベルはコロンと音をたてました







建物の裏側は正面同様にバラの装飾が施され
それは海の光を受け、より美しく見えました
裏側2.png
隣には・・・
風を受けてそよそよと揺れるバラの海




マシェロはその赤い波を眩しそうに見つめました
裏側 庭2.png
・・・赤いバラの花が好きだなんて
ユピカに言ったっけ?

どうして知っているのだろう





花壇をよく見よう
丘の上に登ったマシェロは驚きました
庭 真上2.png
何故なら
花壇そのものがバラの花の形をしていたからです






さらに花壇は石や木材など様々な素材で作られていて
いくら見ても見飽きない美しさなのでした
庭 斜め上から2.png
これを作るのに
どれだけ時間がかかったのだろうか・・・?





マシェロがユピカの元へ戻ると…

その泥だらけで傷だらけの白く細い腕は
緑の草原に無防備に投げ出され
ユピカを見るマシェロ3.png
すやすやと気持ちよさそうに寝息をたて
眠っているのでした






やれやれとマシェロが隣に腰を下ろすと…

ユピカはふかふかのマシェロの体を抱きしめ
さらに…深い眠りへと落ちていきました






「・・・ありがとう」


マシェロはそっけなく言うと目をつぶり…
やがて夢の世界へ落ちていったのでした
バラたち.png
そんな1人と1匹の様子を
バラの花たちはキラキラと見守っていたのでした




to be continued…




♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦






最後まで読んで頂きありがとうございました
晴れ.png
雨上がりって…
素敵なことが起こりそうで大好き(*´艸`*)



次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界
お付き合いください。

それでは、次の物語でお会いしましょう



♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦



きぃこ様の作られたリソースパック「cocricot」を使用させて頂いております→サイトはこちらです

ユピカのスキン作者くまメイプル様チャンネル→こちらです





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2018年03月20日

page04 ラジオとキッチン


こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ
オープニング.png
ごゆっくりどうぞです☕(*´艸`*)




3月も中頃となり春らしい恰好をしたいな🌷
なんて思う今日この頃ですが…
雪国.png
まだまだニットの帽子が手ばせない!(>_<)
そんな雪国暮らしのyupicaなのでした




では
物語をのぞいてみましょう









前回はマシェロのためにベルを作ったユピカ🔔
夕焼けと2.png
一方マシェロは…
ユピカに青い花を摘んでプレゼントしたのでした



やんわり距離の縮まりつつある1人と1匹ですが…
打ち解けるにはまだ時間が掛かりそうね




さて今回はどんな素敵な事が起こるのかしら?






それでは
物語の世界へ・・・





♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦






明け方の静かな海・・・
海沿いを歩く1匹の羊の姿がありました


白い美しい毛並みに森の様に深い緑の瞳
朝焼けの海.png
首元にはバラの飾りのついた可愛らしいベル

それは海風が吹くたびに
コロンと優しい音を立てるのでした





彼の名前はマシェロ
マシェロ1.png
雪の様に真っ白だからとユピカが呼んだ名前

それはすっかりマシェロの体に馴染み、ずっと昔からそう呼ばれていたような感覚にさえなるのでした







やがて海岸を進んでいくと・・
見えてきたのは1軒の家
ホーム.png
彼女が「ホーム」と呼んでいる場所…

それはマシェロにとっても
特別な場所になりつつありました





朝日を浴びたホームは想像以上にずうっと美しく
思わず笑みがこぼれました
朝焼けのホーム.png
「ふふん♪」
マシェロが踊るようにステップを踏むと



コロン・・・と

空に向かって音が浮かんで消えていきました








庭へ降りていくと…
聞こえてきたのは賑やかなしゃべり声
庭に降りると.png
"アレか…"


マシェロはうんざり顔を作ると
その音の元へ近づいていきました

ユピカが「ラジオ」と言っていたアレ




"この完璧で静かな世界をぶち壊すものを
わざわざ持ち込むなんて!"

マシェロには到底理解のできないことでした








―――――一方ユピカは
庭先で家具作りに打ち込んでいました
ラジオ.png
作業のお供は大好きなラジオ






聴いているのは
先日見つけたお気に入りの番組
マジカルクラフト.png
遠い世界の魔術を使ったクラフトを教えてくれる番組にユピカはすっかり夢中なのでした


"こんなに楽しくて
自分の知らない世界があったなんて…!"









「懲りないね。
いや・・・飽きないね」




突然の声
ユピカがビックリして振り向くと…

そこにはいつも通り気怠そうな表情のマシェロ
不機嫌なマシェロ.png
何か失礼なこと言われた気がするけれど…
そんなのもう慣れっこだわ




「なにかご用?」

ユピカは悠然と笑顔を作って構えるのでした







マシェロは顎でスピーカーを指すと言いました

「…それ。そんなに楽しい?」
不機嫌なマシェロ2.png
マシェロは相変わらずラジオの存在が理解できない様で、何かとチクチク文句をつけてくるのでした

私が一人で楽しそうにしてるのが
気に食わないだけかもしれないけど…






ユピカはにっこり笑うと答えました 

「とっても楽しいわよ」
楽しいけど.png
「知らないことをたくさん教えてくれるし
音楽はどれも素晴らしいしね」






マシェロが何か言い返そうとした
そのとき…


「ちょっと待って。占いが始まったから!」

背を向けて.png
楽しみにしていたコーナーが始まった様でユピカは
すっかりマシェロに背を向けてしまったのでした






"あーあ。楽しそうにしちゃってさ"
ラジオを睨んで.png
マシェロは座り込むと横目でラジオを睨むのでした

耳を澄ますと…
やっぱり耳障りなしゃべり声





「・・・そんなあなたにオススメなのは料理!
美味しいものを食べて運気アップを目指してね

それではまた明日~♪」







どうやら番組が終わったようで
今更こちらにやってくるユピカ

無視を決め込もうとしたマシェロでしたが・・・
頑張る.png
「ねぇマシェロ!わたし決めた!
お料理作る!」

突然の大声に思わず反応してしまったのでした






そこには…
キラキラとやる気に満ちたユピカの姿
精々がんばれ.png
ホームの建築以来見る眩しい笑顔に…

「・・・。精々頑張ってね」



どうでもいいよと
呆れた様子で返事をするマシェロなのでした









こうして突如始まった
ユピカのお料理で運気アップ大作戦


まず真っ先に向かったのは庭の段々畑
畑.png
畑ではまるまると太った野菜たち
収穫の時を待ちわびていました

にんじんにジャガイモに小麦に…
これだけあれば何でも作れそうね✨





それから草原に出ると…
牛さんにご挨拶🐄
🐄.png
「畑で採れた美味しい小麦と
牛さんのミルクを交換してくださいな♪」


悪い話じゃないでしょう?








こうして集めた材料を持ってユピカが向かったのは…
完成したばかりのキッチン
キッチン.png
窓から差し込む優しい光
ユピカはにっこりと笑いました
                                                      

                 
葉っぱのアーチをくぐると…
目の前には木製のカウンター
キッチン グリーン.png

キッチン カウンター.png
小さな椅子に大切に育てた植物たち

大好きなものを並べた場所は
眺めているだけで幸せな気分になりました





キッチンの奥には小さな収納スペース
キッチン 収納.png
何があるのか忘れないようにメモはしっかり!




水道とかまどは窓辺に設置
外の景色を眺めながら料理するのって素敵でしょ?
キッチン イスと本棚2.png
この本やイスはこれから料理の勉強をする予定で作ってみたのだけど…

素敵なレシピで一杯になるといいな







満足げにキチンを見渡すと・・・
ユピカはご機嫌で料理を始めたのでした
お料理開始.png
一体どんな美味しいものを
作ってくれるのかしら?


楽しみだわ













そして
すっかり辺りが暗くなった頃・・・


美味しそうな匂いにマシェロは目を覚ましました
目が覚めると.png
カチャカチャという食器の音に楽しそうな鼻歌





何事かとあたりを見渡すと…

ご機嫌で夕ごはんの支度をする
ユピカの姿がありました

ディナー3.png
「マシェロ、おはよう。
いま準備しちゃうから待っててね。」


そう言うと
ユピカはパタパタと家の中へと入っていきました






よく見れば・・・
テーブルの上にはランプと食器
ディナー.png
さらに地面にはマシェロのためにフカフカのカーペットまで敷いてあるのでした





戻ってきたユピカが両手に持っていたのは
鍋いっぱいのシチュー
鍋いっぱいのシチュー.png
野菜がゴロゴロと入ったミルクたっぷりのシチューはポカポカと湯気を立て、いかにも美味しそうでした






いい匂いにマシェロがクンクンと鼻を近づけると…
「マシェロの分もちゃんとあるから
ほらほら座って」


ユピカはくすぐったそうに笑いました






夜空の下の小さなディナーは大成功
ディナー2.png
頑張って作ったシチューは
甘くて優しい味がしました



「おいしい?」
キラキラした笑顔でユピカが聞くと…








「熱いけど・・・あったかい」

マシェロは呟いたのでした











to be continued…




♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦






最後まで読んで頂きありがとうございました
キッチン.png
お料理っていいなぁ…(*´艸`*)

今後も一緒に色んなものを食べる
ユピカとマシェロの姿を見たいですね





ちなみに・・・
今回ゲストで登場してくださったキュンさん
ありがとうございました!(ノ*>∀<)ノ
lumiolulu カラー きゅん.png
ニコニコでマイクラ動画の投稿をされているので是非是非どうぞ

★キュンさんチャンネル→こちら




次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界
お付き合いください。

それでは、次の物語でお会いしましょう



♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦



きぃこ様の作られたリソースパック「cocricot」を使用させて頂いております→サイトはこちらです

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posted by yupica at 18:47| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月14日

Page03 小さなお庭とマシェロのベル


こんにちはyupicaです
Lumioluluの世界へようこそ

オープニング2.png
ごゆっくりしていってね☕(*^^*)




最近マシェロのツンツンした性格がお気に入りの
私yupicaですが…
羊の比較.png
cocricotのシックなデザインがあってこそだなぁと
しみじみ思います(笑)

もしもマシェロの顔がバニラの方だったら…!
と思うと笑ってしまいますね( *´艸`)







では
物語をのぞいてみましょう


前回はLumiluluの世界にホームが完成🏠
ホーム 正面3.png
優しくてどこか懐かしい…
ユピカの大切な場所が出来たのでした





一方、羊のマシェロが急にしゃべり出したことで
ユピカは大パニック!

マシェロだよ.png
"マシェロは一体何者なのか!

そして…今後の1人と1匹の関係は
どうなっていくのか!?"








――まだまだ色々なことが起こりそうね…(笑)






それでは
物語の世界へ・・・





♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦








窓から差し込む光が風に揺れ

ユピカを頬をやさしく…
撫でる様にきらめきました





それが幾度と繰り返され


やがて・・・
ユピカは眠りから覚めました
朝日.png
なんて心地よいのかしら…


ふかふかのベッドに風に揺れるカーテン
やっぱりお家って最高…!






ホーム完成から数日が立った朝のこと…
幸せそうに布団にくるまるユピカの姿がありました
べっど.png
でも…
そろそろ起きようかしら?





室内を見渡せば
自分がさっきまで寝ていたベッドが置いてあるきり
空っぽのお部屋.png
「お家の中も早く作らないとね・・・」

空っぽの部屋で
ユピカは一人呟いたのでした






眩しい光に誘われドアを開けると…
外はとても素敵なお天気!
いいお天気.png
ユピカは両手を広げると思いっきり深呼吸をしました

ここ数日の成果で庭はお花や木が溢れ
すっかりユピカお気に入りの場所になっていました





そして
隣を見れば・・・

そこには気持ちよさそうに眠るマシェロの姿
寝るマシェロ.png
見ているこっちが羨ましくなるくらい幸せそうね



"私もお庭にベッド持ってきて
お昼寝してやろうかしら?"



ユピカは腕組みをすると
じっと横目でマシェロを見下ろしました





あれから数日・・・
何事も無かったかのように過ごしているけれど
マシェロ.png
一体何者なのかとか、どうして喋れるのかとか
色々気になることが多すぎて…!


ユピカは落ち着かない日々を過ごしていたのでした











「まぁ…気にしたって仕方ないわよね」


ふぅとため息をつくと
ユピカは作業机に向かいました

sagyoutukue3.png
この机は大好きなお庭でゆっくり
好きなことをするために作った特別な場所


葉っぱ越しに光るお日さまの光が優しくて
ユピカはとても気に入っているのでした








さらに大好きな理由がもう一つ

机の上のスイッチを押すと…
スピーカーから楽しい音楽が流れ出しました

ラジオ hello.png
"音楽って本当に素晴らしいわ!"

ユピカがにっこりと
ご機嫌でペンを手に持ったその時――――







「ねぇ。何それ?」

背後から水を差す冷たい声




振り返ると・・・
不機嫌そうに立つマシェロの姿がありました
不機嫌なマシェロ.png
どうやら音で目が覚めてしまった様






「これはラジオよ。」

ユピカはきっぱりとした声で答えました
sagyoutukue4.png
「遠くで人の話している声や音楽を聴いて楽しむの」







――ふぅん…
とスピーカーを眺め回すと

マシェロは興味無さそうに背を向けました
嫌味たっぷりに.png

「・・・僕は風の音で十分だけど」


嫌味たっぷりに吐き捨てて







「羊はそれで十分かも知れないけど
私はそれじゃ足りないの!」

遠くへ.png
ユピカの言葉を聞いているのかいないのか…?

マシェロはさっさと背を向け
何処かへ立ち去りました



"もう!可愛くない・・・!"








ユピカはムスッとした表情のまま
机に向かいました



それからしばらく
ユピカは一所懸命に何かを作り続けていたのでした
クラフト.png
机の上には…
木材に、ナイフにそれから白い布と赤いお花

どんな素敵なものが完成するのかしら?












そして夕暮れの頃

うーん…とオレンジ色の空に向かって伸びをする
ユピカの姿がありました

伸び2.png
「もうこんな時間なのね」

楽しい事をしてると時の過ぎるのの早いこと!







「そういえば…
マシェロまだ帰ってこないわね…」






ユピカはふらふらと
夕暮れに染まったお庭を歩き始めました
夕暮れの庭.png
オレンジ色の世界は美しく、いつもよりも親し気にユピカに語り掛けているように感じるのでした





これは最初に作ったテーブル
テーブル.png
木のツギハギがぶきっちょで、そこが好き
今ではすっかりご飯を食べる場所になってるけど





ここは荷物を置いたり、何だかごちゃごちゃね…
バザー.png

バザー2.png
片づけなきゃって思うけど
このまんまの雰囲気も悪くないわよね

お庭でバザーでも開いているみたいで楽しい気分







夕陽に向かって丘を登っていくと小さな段々畑
畑2.png

畑.png
にんじんにじゃがいもに小麦
そろそろ…食べ頃かもしれない


小さな植物の成長をを見守ることは
とても楽しく幸せな気分でした





丘を登り切ると・・・
ユピカはホームを見下ろしました
お庭もできました 夕方.png
小麦は海風に揺れて
さらさらと黄金色を輝かせ

それは魔法のように美しい風景でした








そんな不思議な時間の中・・・

気付けばマシェロが
目の前に立っていたのでした

いつの間にか.png
その口に青い何かをくわえて





ユピカはかがみこむと
マシェロの口元の何かを手に取りました


ふぅ…とようやくマシェロは息を吐きだしました


それはこの辺りでは見かけない
青く美しい花でした

青い花.png

「散歩していたら見つけたんだ。」
マシェロは来た道を眩しそうに振り返ると言いました






「これ私に?」

「・・・そうね。ボクが持っていても仕方がない」
青い花とユピカ.png
驚いた顔から満面の笑みへと変わるユピカから
思わず視線を外すマシェロ・・・


そんなマシェロの首元に
ユピカは何かをきゅっと結びつけたのでした







コロン・・・
と鳴った優しい音にマシェロは目を細めました
夕焼けと2.png
下を向くと
首元には木製の可愛らしいベルが揺れていました🔔


ユピカが1日作り続けていたのは
このベルだったのです







マシェロが動くと
コロンと温かい音がひとつ浮かんで

夕焼けへ溶けていきました
悪くないね.png
「・・・悪くないね」



マシェロは
オレンジの空に向かって呟いたのでした





to be continued…







♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦






最後まで読んで頂きありがとうございました
プレゼント.png
何だか不器用でちぐはぐな1人と1匹だけど…
そこがまた…悪くない感じ(*´艸`*)

プレゼントは大切にね♡





ちなみに♪
どんなベルだったのか気になる!という方へ

全体像 斜め裏.png
どうやらこちらのブログで
ご紹介されているみたい(*^^*)


☆マインクラフトのブログ「めちゃクラ」こちら





次回もユピカのLumiolulu(夢をみる)世界
お付き合いください。

それでは、次の物語でお会いしましょう



♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦



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ユピカのスキン作者くまメイプル様チャンネル→こちらです

posted by yupica at 15:52| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする